Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

ひかりあういのち

光り合ういのち

倉田 百三

Lisez 光り合ういのち (ひかりあういのち) de 倉田 百三 (くらたひゃくぞう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 130 439 caractères · 263 écrans

Aozora Bunko

大柄なのだ。

「裏の田池に鯉を百ぴきほど放すかな」とか「ネクタイを三十本買って送れ」とか言った風だ。中学時代にさきの芳正君をつれて下宿し、何とかして救おうとして親切に世話したのも恭一君だった。又東と言って、家から出ると神経で動悸がして、外出出来ない子がいたが、毎日毎日通っては、激励して私のいる沼のほとりまで連れ出していた。

「逃げてはいけませんよ、いけませんよ」と東はすがりつくように言った。

「大丈夫、どこへも行きはせぬよ。はゝゝゝゝ」

と言って笑っていた。大政治家か、宗教家になる素質があった。

「君は色っぽいのだけが欠点だよ。どうも詩人だからなあ」

私にこう言って笑ったことがある。恭一君のは笛を吹いたり、川を乾してなまずをとったりするのが趣味なのだ。

後に私が病気した時、どんなに我を忘れて世話してくれたろう。医者は仁術というが、恭一君のはぴったりそれであった。

その癖私を見舞うと、

「当分は色んなことを考えたもうなよ。人間は何故他の生物を食うかなんてことは考えないんだな。人類をどうして救おうかなんか考えずに、自分と家族のことだけ考えるんだな」

こんなことを言った。