Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
ひかりあういのち
光り合ういのち
倉田 百三
Lisez 光り合ういのち (ひかりあういのち) de 倉田 百三 (くらたひゃくぞう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 130 439 caractères · 263 écrans
私がそれを戸棚にかくすと必ず元のように出してあった。鏡台がひとつ格子窓のそばに置いてあるのも不調和であった。化粧部屋もかねるわけだ。
こんな部屋を美しく飾ることは誰れにも出来ない。こんなことに虚栄心のある私はまことに苦しんだ。友人が遊びに行くと言うと冷汗が出た。
私はまったく好学の心ひとつで忍耐したのであった。私はただ勉強するよりなかった。私は学校で生きていた。弁当は柳行李を小さくしたようなものに飯と、香のものが入ってるきりだった。これも並んでる友だちにきまり悪かった。中村三之助という友人と並んでいたら、自分のさいの魚の片身を箸ではさんで、私の弁当箱に入れようとした事があった。私は真赤になって烈しく拒んだ。この友だちは後に私の運命に深い影響を与えた少年だが、
「いいじゃないか。あんまり何もないからさ」
と言った。しかし叔母はわざとそうしたのではない。宗藤の家では夕飯の外さいは用いなかったのだ。
私は一学期の試験からもう首席だった。それは当然でもあった。私ほど勉強したものは無かったろうから、私は勉強で生きていたのだ。試験が来る毎に楽しかった。それが待たれた。