Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
はつこい
初恋
矢崎 嵯峨の舎
Lisez 初恋 (はつこい) de 矢崎 嵯峨の舎 (やざきさがのや) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 20 226 caractères · 39 écrans
二人の男は紺の脚半に切緒の草鞋という厳重な足ごしらえで、白襟花色地の法被を着ていた,向う向きの男は後からでよく分らなかッたが、打割羽織を着ていて、しかもその下から大刀の鞘と小刀の小尻とが見えていた様子といい、一壇高き切株へどッかと腰を打ち掛けて、屋台店の蟹と跋扈かッていた為体といい、いかさまこの中の頭領と見えた。
われわれの近づくのに気がついたか、件の男はこちらをふり向いた,見覚えの貌だ,よく見れば山奉行の森という人で、残の二人は山方中間であッた。
山奉行というのは、年中腰弁当で山林へ出張して、山林一切のことを管督する役で、身柄のよい人の勤むる役ではない,それゆえ自分などに対しても、自然丁寧なので。
森は自分を見ると、満面に笑み傾けてそして立ち上ッて、
「おや、秀さん。蕨採りですかな? 大層大勢で。採れますかな? どらどらお見せなさい」
そのうちに一同も近づいて来た。森は二歩三歩前へ進み、母を始め姉や娘に向ッて、慇懃に挨拶をして、それから平蜘蛛のごとく叩頭をしている勘左衛門に向い,
「今日はお伴かな、御苦労だの」と言ッて、それからまた下女の方へ向いた、が物は言わず、ただ挨拶に笑貌を見せて、すぐまた母の方へ向き,