Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
かちうんまけうん
勝ち運負け運
佐々木 邦
Lisez 勝ち運負け運 (かちうんまけうん) de 佐々木 邦 (ささきくに) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 119 262 caractères · 243 écrans
有らゆる社会科学の原則と実際が渦を巻いているところ、それが我が株式取引所だ」
「私が知らないと思って、お誤魔化しになっても駄目ですよ」
「何?」
「そんな怖いお顔をなさらなくても宜いでしょう」
「それで厭なら離縁だぞ」
と僕は信念のためには妻も恐れない。兜町を軽んじられて黙っていては商売冥利に尽きる。妻も僕の真剣味に驚いたようだった。僕が苟くも離縁なんてことを口にするのはヨク/\だ。学位でもあると、それまでにしなくても意見が通るのだけれど、今更仕方がない。その意味で残念に思う。僕だって生来の学問嫌いか何うか分らない。学者になる素質があったかも知れないが、菊太郎君のお蔭で学問の方は一生食わず嫌いになってしまったのである。
さて、菊太郎君と二人で仲よく怠けつづけて六年生になった頃、僕は急に慌て出した。矢張りその学問の問題だ。
「日出男さん、私、あなたが少し嫌いになったわ」
と豊子さんが言った。
「何故?」
「私、自分が優等生だから、成績の悪い人は尊敬する気になりません。あなたは随分出来ないんですってね」
「そんなことはありませんよ」
「でも、一年の時から乙ばかりで、甲を一度も取ったことがありませんって」