Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

きたのくにのはなし

北の国のはなし

小川 未明

Lisez 北の国のはなし (きたのくにのはなし) de 小川 未明 (おがわみめい) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 2 920 caractères · 6 écrans

Aozora Bunko

あるところにぜいたくな人間が住んでいました。時節をかまわずに、なんでも食べたくなると、人々を方々に走らしてそれを求めたのであります。

「いくら金がかかってもいいから、さがしてこい。」と、その人はいいました。

ある日のこと、その人は、川魚が食べたいから、釣ってきてくれと、下男にいいつけました。

下男は当惑をしました。外を見ると真っ白に雪が積もっていました。どこを見ましても、一面に雪が地を隠していました。その村は、北の寒い国のさびしいところであったからであります。

しかし、いいだしたうえは、なんでもそのことを通す主人の気質をよく知っていましたので、彼は、急に返事をせずに思案をしていました。

「なんで、そんなに考え込んでいるか。そのかわり、もしおまえが魚を釣ってきたら、お金をたくさんやる。またおまえのほしいというものはなんでもやろう。そうすれば、おまえは、家を持って、こんどは主人になることができる。」と、主人はいいました。

下男は、そう聞くとまた喜ばずにはいられませんでした。お金をもらい、品物をもらって家を持つことができたら、どんなにしあわせなことだろう。