Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

きたむらとうこくのみじかきいっしょう

北村透谷の短き一生

島崎 藤村

Lisez 北村透谷の短き一生 (きたむらとうこくのみじかきいっしょう) de 島崎 藤村 (しまざきとうそん) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 8 267 caractères · 17 écrans

Aozora Bunko

という文章を発表したが、その旅から帰る頃から、自分でも身体に異状の起って来た事を知ったと見えて、「何でも一つ身体を丈夫にしなくちゃならない」というので、国府津の前川村の方へ引き移ったのだ。丁度文学界を出す時分から、私も一時漂泊の生活を送ったが、その以前に私は巌本君に勧められて、明治女学校で教えていた。北村君もそう収入が無いと思ったから、僅かばかりの自分の学校の仕事を北村君に譲って、私は旅へ出懸けたりした。北村君は国府津へ移ってからも矢張り其処から、明治女学校へ教えに通っていた。或る時私に、「幸田という人は仕合者だね」と云って、当時の文学者としては相応な酬いを受けていた露伴氏の事を、羨んで話した事があったが、それほど貧しく暮さなければならない境涯で、そのためには異人の仕事をしたり、それから『平和』という宗教雑誌を編輯したりした事があるように記憶している。国府津の寺は、北村君の先祖の骨を葬ってある、そういう所縁のある寺で、彼処では又北村君の外の時代で見られない、静かな、半ば楽しい、半ば傷ついている時が来たようであった。「国府津時代は楽しゅうござんした」