Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

ほくりくのみんか

北陸の民家

中谷 宇吉郎

Lisez 北陸の民家 (ほくりくのみんか) de 中谷 宇吉郎 (なかやうきちろう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 1 402 caractères · 3 écrans

Aozora Bunko

鼠色に古びたまさと、同じような色の石との配合が、長い冬の間を雪の下で暮らす、北陸の人々のひっそりとした生活をあらわしている。

中流以上の家になって、初めて瓦がふける。北陸の民家で美しいものは、この瓦である。雪の滑りをよくするためと、水がしみて凍ると瓦がこわれるので、うわぐすりのかかった瓦を使う。北陸の美しさは、瓦にあるといわれるが、あの瓦と同じ系統のものである。夕日に輝やくこの瓦は、非常に美しい。

金沢ぐらいの街になると、瓦ばかりでなく、屋根自身も、美しい姿をしている。兼六公園から浅野川の方面を見下ろした眺めを、日本一の美しい街と激賞している友人もある。屋根の美しさであって、ごく普通の日本建築であるが、その本格的なものである。桂離宮や東照宮の話は別として、ごく当り前の日本建築で、その本格的なものを探すとしたら、案外北陸の民家の中に、見つかるかもしれない。

(昭和三十五年十一月)