Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
はんしちとりものちょう
半七捕物帳
岡本 綺堂
Lisez 半七捕物帳 (はんしちとりものちょう) de 岡本 綺堂 (おかもときどう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 15 208 caractères · 30 écrans
と、半七老人は云った。「誰袖はその明くる日すぐに永太郎を呼び付けて、これも正直に打ち明けて、わたしは口惜しいからあのおきんをいじめ殺した。さあ、それが悪ければどうともしてくれと膝詰めで談判したんです。永太郎は蒼くなってふるえたそうですけれども、もともと自分にも落度はあり、そんなことが表沙汰になった日には辰伊勢の暖簾にもかかわることですから、とうとう誰袖の云うなり次第に内済金の百両を出すことになったんですが、悪銭身に付かずの譬えで、寅松はその百両を賭場ですっかり取られてしまって、おまけに盆の上の喧嘩から相手に傷をつけて、土地にもいられないようなことになってしまいました。それでもさすがに気が咎めるのか、それとも兄妹の人情というのでしょうか、まだふところに金のある間に自分の菩提寺へ久し振りでたずねて行って、妹の回向料の積りで何となしに五両の金を納めて行ったんです。それから草加の在の方へ行って、ひと月ばかり隠れていたんですが、江戸者が麦飯を食っちゃあいられませんから、又こっそりと江戸へ帰って来て、お時から幾らかずつの小遣いを強請って、そこらをうろ付いているうちに、田町の重兵衛に眼をつけられて、お時と情交のあることも知れてしまったんです。