Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
まんじ
卍
谷崎 潤一郎
Lisez 卍 (まんじ) de 谷崎 潤一郎 (たにざきじゅんいちろう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 133 618 caractères · 258 écrans
やろ。うちそんなこと夢にも知らんと、こないだからうちの人と喧嘩してまで光ちゃんのために尽してるねん。うちかってこないにまで上ってえへなんだら、なんぼ脳味噌足らんいうたかって気イついてたに違いないわ。まあそれもええけど、今夜みたいな電話かけて来るなんて、いったい何ちゅう気イやろ? 人馬鹿にするのんもほどがあるし。」「ほんまに何ちゅう気イでいやはりまんねんやろなあ? よっぽど困りはりましたん違いまッしゃろか?」「なんぼ困ったいうたかって、好きな男と料理屋い行てるやのお風呂い這入ったやのと、そんなこといえた義理かいな、あんたまあ考えてみて欲し!」「それもそうでおまッけど、着物盗まれてしまいはったんでは、裸で帰りはることも出来しめへんしなあ。……」「うちやったら裸で帰る。あんな恥知らずな電話かけるぐらいやったら、裸で帰る。」「こんな時に泥坊に遇うなんぞ、悪いこと出来まへんもんだんなあ。」「やっぱり罰ッちゃ。それもお金だけと違て、二人とも素ッ裸にしられてしもて、腰帯から足袋までもないようになるなんぞ、……」「そうでおま、そうでおま、罰でおまッせ。」「ああ、ああ、こんな事に使お思て揃いの着物こしらえたん違うのんに、……うち何処まで馬鹿にしられてるねんやろか。