Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

なんきょくのかいじ

南極の怪事

押川 春浪

Lisez 南極の怪事 (なんきょくのかいじ) de 押川 春浪 (おしかわしゅんろう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 16 508 caractères · 33 écrans

Aozora Bunko

間にわが水夫の四五人は斬り倒されたり、余はあまりの恐ろしさに思わず昇降口の下に首を縮込めたり。

六

帆船「ビアフラ」の甲板は、今修羅の巷なり、風は猛り波は吼え、世界を覆えす大地震に遭いしがごとき船上にて、入り乱れて闘う海賊と船員との叫び声は、さながら現世にて地獄の声を聴くに異らず。

余はあまりの恐ろしさに、一旦甲板上に現わせし首をすっこめ、昇降口の下、梯子の中段に小さくなっていたりしが、耳を澄ませば、船員の叫び声らしきは次第々々に低くなり、狼の吼ゆるがごとき海賊の声のみいよいよ鋭くなりゆくに、余は気が気にあらず、いわゆる恐いもの見たさに、ふたたびそっと昇降口の蓋を開き、星影すごき甲板上を眺むるに、ああなんたる光景ぞや、七人の船員中六人はすでに斬り倒され、生き残れるは船長一人のみ、これすら身に数カ所の重傷を負い、血に染みながら屍と屍の間を逃げまわれば、十数人の海賊は兇刃を閃めかして追いまわす、船長は泣けり叫べり、屍を取って楯となし、しばし必死と防ぎしが、多勢に無勢到底敵するあたわず、大檣をまわり羅針盤の側を走り、船首より船尾に逃げ行きしが、もはや逃ぐるところどこにもあらず、後よりは兇刃すでに肉薄するに、今はたまらず、身を跳らして、逆巻く