Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
なんきょくのかいじ
南極の怪事
押川 春浪
Lisez 南極の怪事 (なんきょくのかいじ) de 押川 春浪 (おしかわしゅんろう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 16 508 caractères · 33 écrans
海賊の巨魁を、生ける恐ろしき人間と見誤りしなり。
ああかかる不思議なる光景は世界のどこにありや、余は二三分間黙考せしが、たちまち我ながら驚くごとき絶望の叫声を発せり。
「永久の夜! 永久の夜!」
永久の夜と云う事がこの地球上にあり得べきや、しかりあり、いまだ見し人はなしと云えど、この地球上―人間の行くあたわざる果に到れば、そこには昼なく常に夜のみと云う事をかつて聞けり。
「オオ永久の夜! 永久の夜!」
余の乗れる帆船「ビアフラ」は、人間の行くあたわずと云う地球の果に向い、永久の夜に包まれて走りおるなり、ああ帆船「ビアフラ」は、余を乗せてどこまで走らんとするか、昔人は云えり、地球の果は一大断崖にて船もしそこに至れば、悪魔の手に引込まれて無限の奈落に陥込むべしと、今はそのような事を信ずる者はあらざれども、地球の果の断崖なると否とを問わず、余の船は今一刻々々余を死の場所へ導きつつあるなり、シテ見れば余が気絶以前に見たりし夕日は、この世にて太陽を見し最後なりしか、絶望! 絶望! 余はほとんど狂せんとせり、いかにもして地球の果には行きたくなし、それには船を停めざるべからずと、夢中に走って船首に至り、平常ならばとても一人で動かす