Classiques japonais avec furigana
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はんせいのぶんがくげんじものがたり
反省の文学源氏物語
折口 信夫
Lisez 反省の文学源氏物語 (はんせいのぶんがくげんじものがたり) de 折口 信夫 (おりくちしのぶ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 8 037 caractères · 16 écrans
いま一人は、源氏が雨夜階定以後に得た新しい恋人の夕顔が、それより先に頭中将との間に生んでいた子で、玉鬘と呼ばれている。源氏が夕顔を連れて、或古屋敷で一夜を過すと、怨霊が出て来て、女をとり殺してしまう。幼児は其直後九州へ下ったのだが、二十になって又京都へ上って来て、偶然の機会から源氏に育まれる事になる。当時、実の父頭中将は内大臣となっている。太政大臣である源氏と、内大臣との間は、会って話し合う事があれば、互にうちとけて昔の親しさに返るのであるが、源氏の長男夕霧と内大臣の娘雲井雁との恋愛問題があったり、其他周囲の事情が色々加って、二人の間は、解決の出来ないものになっている。そうした所へ、玉鬘が現れてくるのだ。源氏は玉鬘を宮中へ上げて尚侍にしようと考えているが、一方には、自分の手もとに置きたいと言うほのかな恋心も湧いて来る。若し宮中へさし上げる段になれば、実父に打ち明けねばならぬのだが、其も何となく気の進まぬ事である。そうした心の定まらぬ日がつづいた後、源氏の伯母で、内大臣の母大宮の病気を見舞った機会に、内大臣に話してしまう。併、結局玉鬘は、宮中に入る前に、鬚黒ノ大将と言う武骨な貴族に奪われ、其妻となってしまうのである。