Classiques japonais avec furigana
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こくをみる
古句を観る
柴田 宵曲
Lisez 古句を観る (こくをみる) de 柴田 宵曲 (しばたしょうきょく) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 166 028 caractères · 333 écrans
かつて西鶴輪講の時、『一代男』の「衛士の焼火は薄鍋に燃て、ざつと水雑水をとこのみしは、下戸のしらぬ事成べし」というのが問題になって、いろいろ説の出たことがあった。三馬は『式亭雑記』の中で「世にいふ水雑炊は湯沢山の薺粥にて雑炊の名むなし」といって、味噌入雑炊の作り方を述べているが、山崎楽堂氏はこれに対して、酒後の腹直しには味噌気のない、塩味一つの淡泊なのが最もいい、といわれた。水雑炊と薺粥とを一緒にするのは少し妙だけれども、この筆法を以てすれば、薺粥にも似たような効能があるのかも知れぬ。盃中の趣を解せぬわれわれは宿酔の対策もまた不案内である。酒徒の示教を俟つより外はない。
七種や茶漬に直す家ならひ 朱拙
この句も七種の句としては破格の部であろう。薺粥というものがあまり口に合わないので、その後で茶漬を食うの意かと想像する。「直す」というのが十分にわからぬが、「口直し」などという言葉もあるから、便宜上そう解して見たのである。儀式的に薺粥を食べて、あとは直ぐさっぱりした茶漬にする。嗜好から出発した家例で、毎年それを繰返すというのではなかろうか。
あるいは七種の粥を全然やめてしまって、茶漬を食う家例に改めたという「直す」