Classiques japonais avec furigana
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こくをみる
古句を観る
柴田 宵曲
Lisez 古句を観る (こくをみる) de 柴田 宵曲 (しばたしょうきょく) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 166 028 caractères · 333 écrans
などと同じく、「漸々」の意であろうと思う。単に「牡丹の芽は※(「奚+隹」、第3水準1-93-66)の蹴爪の如し」といったのでは、そういう思いつきを述べたまでのものであるが、漸くに春がととのい来るという背景の下にこれを置くと、見立以外に或感じを伴って来る。「※(「奚+隹」、第3水準1-93-66)の蹴爪」も漫然たる思いつきでなしに、春の感じを助けていることがわかる。俳句が季節の詩であることは、約束的に季題の力を借りるためばかりではない。季題以外のものを捉え来っても、よく季節の感じを助けしむる点に注意すべきである。
燕は反橋なりに飛にけり 助叟
反橋の上を飛ぶ燕が、すっと上りまたすっと下る。反橋の反ったなりに飛ぶ、というのである。燕の飛方を説明したまでのようだけれども、やはり実際の観察からでないと、こういう句は生れない。ただ燕がすっと上り、またすっと下るだけでは、眼に訴える力がいささか薄弱である。「反橋なりに飛ぶ」というに及んで、反橋のかかっている池辺の様子、燕が幾度となく反橋なりに往反する姿などが想像されて来る。
雲に入鳥の行衛や星ひとつ 其由