Classiques japonais avec furigana
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こくをみる
古句を観る
柴田 宵曲
Lisez 古句を観る (こくをみる) de 柴田 宵曲 (しばたしょうきょく) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 166 028 caractères · 333 écrans
そこにある梅は昔ながらに咲いているが、あたりの様子は大分変った。在りし日のままに梅が咲いているという方を主とせず、跡の変化した方を描いたのが、この句の主眼であろう。
「伯父の跡」という言葉は、かつて伯父の住んでいた跡――屋敷跡と解せられぬこともない。その屋敷が人手に渡って、面目一変したという風に見ると、どうやらわれわれの周囲によくある現象のようになって来るが、強いてそういう変革を望むには当らぬ。先ず跡嗣の代になって家の様子が大分変った、という程度に見て置きたい。いずれにしてもこの作者が「伯父の跡」の変化を喜んでいないことだけは明である。
里坊の碓聞クやむめの花 昌房
「里坊」は「山寺ノ僧ナドノ別ニ人里ニ構ヘ置ク住家」と『言海』に見えている。「里坊に児やおはしていかのぼり」という召波の句の里坊と同じものである。
米でも搗いているのであろう、ずしりずしりという重い碓の音が里坊から聞えて来る、あたりに梅が咲いている、という即景を句にしたもので、里坊を持出して、特に趣向を凝したような跡は見えない。そこへ行くと召波の句は、里坊が非常に働いている代りに、多少斧鑿の痕の存するを免れぬ。