Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

ja-reading.com

Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

うもんとりものちょう

右門捕物帖(四)

佐々木 味津三

Lisez 右門捕物帖(四) (うもんとりものちょう) de 佐々木 味津三 (ささきみつぞう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 167 105 caractères · 337 écrans

Aozora Bunko

「源内どの、殺された男はなんといいましたかな」

「豊太という名でござる」

「あの下手人は?」

「梅五郎という名じゃ」

「入牢は何日と何日でござる」

「両名とも十二月五日じゃ」

「ほほう。いっしょの日でござるか」

その十二月五日のところをあけてみると、いぶかしい文字が見えるのです。

「お吟味一回。十二月五日。南町ご番所。

豊太、三十四歳。日本橋茅場町両替屋鈴文手代。丁稚より住み込み。

梅五郎、二十八歳。同鈴文手代。同じく丁稚より住み込み。

罪状、主家金子壱千百三十両使いこみ。ただし、両名の申し立てに不審のかどあり。お吟味中入牢」

そういう不思議なお記録でした。

同じ両替屋の手代であるというのも意外なら、主家金子壱千百三十両使い込み、ただし、両名の申し立てに不審のかどあり、お吟味中入牢とある一条は、見のがしがたき文字です。

がぜん、名人の目がさえ渡りました。

「あれなる両名のお係りはどなたじゃ」

「敬四郎どのでござる」

「ははあ……そうか。とんだめぐり合わせじゃのう、伝六よ」

「へえ……?」

「よろこべ、よろこべ、あばだんなのしりぬぐいを仰せつかったぞ。これをようみい」

「……? エへへ……なるほどね。