Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

うもんとりものちょう

右門捕物帖(四)

佐々木 味津三

Lisez 右門捕物帖(四) (うもんとりものちょう) de 佐々木 味津三 (ささきみつぞう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 167 105 caractères · 337 écrans

Aozora Bunko

書けといったら、早く書きな」

じろりと鋭くにらみすえた名人の目を、恐れさけるようにしながらそこへすわると、震えふるえ筆をとりあげました。

4

「わたくし、名はしげ代と申します。

生まれは、越後新発田でござります。こちらさまへご奉公に上がったのは、きのうやきょうではありませぬ。わたくし、十三歳のときからでございます。と申しましたらご不審でござりましょうが、当家、ご主人松坂甚吾様はご養子でござりまして、奥さまおこよ様のご父君松坂兵衛様とおっしゃるおかたが、国もと新発田の溝口藩に、やはりご祐筆として長らくお仕えでござりましたゆえ、わたくしも字のおけいこかたがたご奉公に上がっていたのでござりまするが、おととし、ご先代兵衛様おなくなりあそばすといっしょに、どうしたことやらご養子の甚吾様が、ご自分から国もと溝口藩をご浪人あそばされましてこの江戸へ参り、去年夏より、当加賀家へやはりご祐筆としてお仕官なさることになりましたゆえ、わたくしも国もとから呼び寄せられまして、またまたご奉公することになったのでござります。

うそ偽りはありませぬ。何かわたくしめをお疑いのご様子でござりまするが、わたくしの身になにひとつうしろ暗いことはござりませぬ。