Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

うたのたてやましんじゅういっきょく

唄立山心中一曲

泉 鏡花

Lisez 唄立山心中一曲 (うたのたてやましんじゅういっきょく) de 泉 鏡花 (いずみきょうか) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 30 835 caractères · 61 écrans

Aozora Bunko

いっその事だと、手前の口へね、喇叭と遣った……こうすりゃ鳥の精がめしあがると同じ事だと……何しろ腹ン中は鴛鷲で一杯でございました。」

女房が肥った膝で、畳に当って、

「藤助さんよ。」

「ああ。」

「酒の話じゃあないじゃあないかね、ねえ、旦那方。」

「何しろ、そこで。」

と、促せば、

「と二人はもう雑木林の崖に添って、上りを山路に懸っています。白い中を、ふつふつと、真紅な鳥のたつように、向うへ行く。……一軒、家だか、穴だか知れねえ、えた、非人の住んでいそうな、引傾いだ小屋に、筵を二枚ぶら下げて、こいつが戸になる……横の羽目に、半分ちぎれた浪花節の比羅がめらめらと動いているのがありました、それが宿はずれで、もう山になります。峠を越すまで、当分のうち家らしいものはございませんや。

水の音が聞えます。ちょろちょろ水が、青いように冷く走る。山清水の小流のへりについてあとを慕いながら、いい程合で、透かして見ると、坂も大分急になった石道で、誰がどっちのを解いたか、扱帯をな、一条、湯女の手から後に取って、それをその少い貴婦人てった高島田のが、片手に控えて縋っています……もう笠は外して脊へ掛けて……絞の紅いのがね、松明が揺れる度に、雪に薄紫に颯と冴えながら、螺旋の道条にこう畝ると、そのたびに、崖の緋葉がちらちらと映りました、夢のよう