Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

よんじゅうはちにんめ

四十八人目

森田 草平

Lisez 四十八人目 (よんじゅうはちにんめ) de 森田 草平 (もりたそうへい) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 56 183 caractères · 112 écrans

Aozora Bunko

中にも、血気の横川勘平のごときは、

「あいつらもともと汚い奴輩だ。この春討って捨てようと思ったのに、手延びにして残念だ!」と、歯噛みをして口惜しがった。

が、神崎与五郎はそばからそれを宥めるように、

「なに、今になって退くような奴らは、皆大学様の御左右をうかがって、万一お家お取立てになった場合、真先にお見出しに預かろうという了簡から、心にもない義盟に加わってきたのだ。そんな奴らが何人いたって、まさかの時のお役に立つものでない。仇討は吾々だけで十分遣ってみせるよ」と言った。

勘平もそれには異存がなかった。

とにかく、一時百二十余名に上った義徒の連盟も、江戸へ集まった時には、こうして五十人余りに減ってしまった。が、それだけにまた後に残ったものの心はいっそう引締ってもきた。少なくとも、人数の減少によってぐらつくようには見えなかった。

が、十一月の二十日になって、麹町四丁目千馬三郎兵衛の借宅に、間喜兵衛、同じく重次郎、新六なぞといっしょに同宿していた中田理平次が、夜逃げ同様に出奔したという知せが同志の間に伝わった。江戸へ下った者はまさかだいじょうぶだろうと思っていただけに、同志もこれには吐胸を吐いた。