Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

なつとおじいさん

夏とおじいさん

小川 未明

Lisez 夏とおじいさん (なつとおじいさん) de 小川 未明 (おがわみめい) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 2 207 caractères · 5 écrans

Aozora Bunko

「あんなわからずやには、罰があたればいい。」と、思っていました。ところが、おじいさんはリューマチの気味で、夏のはじめごろから、手足がよくきかなくなりました。

「とうとう、神さまが、罰をおあてなされたのだ。これからは、私どもにもやさしくしてくださるだろう。」と、雇い人たちは、いったのであります。

ところが、その反対で、体こそよく自由はきかなかったが、ますます口やかましくなって、それに自分が不自由で、思うようにならぬところから、かんしゃくを起こして、使っているものに、小言をいったのです。

それでも、みんなは、「病人だから、だまっておれ。」と、我慢をしていました。

日にまし、あつくなると、はえや蚊が、だんだん多く出てきました。はえは遠慮なく、おじいさんのはげた頭の上にとまりました。

「この畜生め。」といって、おじいさんは、うちわを頭の上にやって、はえをたたこうとしました。はえは、すばしこく逃げて、また、おじいさんがじっとしていると、頭の上にきてとまりました。

「ふといやつだ、おれをからかっているな。」と、おじいさんは、顔を赤くして怒りました。しかし、はえのことですから、怒ってみるだけで、どうすることもできません。