Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

やこうちゅう

夜光虫

織田 作之助

Lisez 夜光虫 (やこうちゅう) de 織田 作之助 (おださくのすけ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 66 871 caractères · 134 écrans

Aozora Bunko

夜は次第に更けて行った。

が、作者はこの二人にとっては、かなり重要だった一夜を描写する暇をもはやもたない。先を急ごう。

なぜなら、翌朝小沢と道子がS署へ行った時、二人を待ち受けていた偶然の方が、作者にとって興味が深いからだ。

小沢と道子がS署へ出頭した時二人を待ち受けていた偶然とは――。

まず、小沢は雪子の係の刑事に会うて、雪子の釈放を求めた。

刑事は雪子を留置場から呼び出して、事情をきいた。

雪子ははじめ、なぜ裸のまま飛び出したのか、その理由を語ろうとしなかったが、小沢が傍から、

「君、何もかも言い給え。こちらではちゃんと判ってるんだよ。ガマンの針助がつかまって、すっかり自白したんだから」

と言うと、ほっとしてはじめて、裸のまま針助の家を飛び出した理由を語った。

夜の女だった雪子は、針助と知らずに袖を引いて、針助の家に連れ込まれて、危く刺青をされようとした。

だから、逃げたのだが、しかし、もしそのことを小沢に言ってしまえば、青蛇団の秘密がばれてしまう――と、おそれたのである。

雪子は青蛇団とはゆかりはなかったが、青蛇団の豹吉には、弟に対するような愛情を抱いていた。