Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

やしゃがいけ

夜叉ヶ池

泉 鏡花

Lisez 夜叉ヶ池 (やしゃがいけ) de 泉 鏡花 (いずみきょうか) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 27 689 caractères · 56 écrans

Aozora Bunko

蟹五郎 帰途はお池へ伴侶だ。

鯉七 月の畷を、唄うて行こうよ。

蟹五郎 何と唄う?

鯉七 ==山を川にしょう==と唄おうよ。

蟹五郎 面白い。

と同音に、鯉はふらふらと袖を動かし、蟹は、ぱッぱッと煙を吹いて、==山を川にしょう、山を川にしょう==と同音に唄い行く。行掛けて淀み、行途を望む。

鯉七 待て、見馴れぬものが、何やら田の畝を伝うて来る。

蟹五郎 かッかッ、怪しいものだ。小蔭れて様子を見んかい。

両個、姿を隠す。

百合 (人形を抱き、媚かしき風情にて戸を開き戸外に出づ。)夜の長い事、長い事……何の夏が明易かろう。坊やも寝られないねえ、――お月様幾つ、お十三、七つ――今も誰やら唄うて通ったのをお聞きかい、――山を川にしょ――ああ、この頃では村の人が、山を川にもしたかろう、お気の毒だわねえ。……まあ、良い月夜、峰の草も見えるような。晃さん、お客様の影も、あの、松のあたりに見えようも知れないから、鐘堂へ上りましょうね。……ひょっとかして、袖でも触って鳴ると悪いね、田圃の広場へ出て見ようよ。(と小屋のうらに廻って入る。)

鯰入。花道より、濃い鼠すかしの頭巾、面一面に黒し。