Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
だいうちゅうえんせいたい
大宇宙遠征隊
海野 十三
Lisez 大宇宙遠征隊 (だいうちゅうえんせいたい) de 海野 十三 (うんのじゅうざ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 53 967 caractères · 109 écrans
コーヒーと戦う
すこぶるのんびりした朝の風景だった。
コーヒーと戦う
風間三郎は、箱の中から、ぺちゃんこになっているゴム風船の一つを引っぱりだした。
それは、半分が赤で、他の半分が紺で染めてあった。
三郎は、それを口にくわえて、ぶーっと息を入れはじめた。
ゴム風船は、すぐ大きくなった。鶏の卵大の大きさから、家鴨の卵大の大きさとなり、それからぐんぐんふくらんで、駝鳥の卵大の大きさとなり、それからまだまだふくれて、さあ飛行機の卵大の大きさとなっていった。
飛行機の卵? て、そんなものがありますか。ああ、間違いました。飛行機の腹にぶらさがっている五十キロの爆弾のことをいおうと思ったのです。
とにかく、三郎のふくらませる風船は、三郎の顔よりも大きくなり、よく出来た西瓜ぐらいの大きさとなった。
そこで三郎は、ゴム風船の口をきつく結んで、手のうえで、ぽーんとついてみた。まん丸い見事な風船は、ふわーっと上へとびあがって、天井についたが、こんどは上からおちてきた。
ぽーん、ぽーん、ぽーん。
風間三郎は、いい気になって、風船をついていた。大宇宙をとんでいることも何も、すっかりわすれてしまったようであった。