Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

だいうちゅうえんせいたい

大宇宙遠征隊

海野 十三

Lisez 大宇宙遠征隊 (だいうちゅうえんせいたい) de 海野 十三 (うんのじゅうざ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 53 967 caractères · 109 écrans

Aozora Bunko

近づく月面

この計算には、まちがいありません」

「よろしい。では、今から『笑いの海』を目標に、着陸の用意をするように」

「はい、かしこまりました。あと三時間ぐらいで、月の表面に下りられる予定です」

「うむ、充分気をつけて……」

「かしこまりました」

いよいよ噴行艇は、月世界へ向けて、着陸の姿勢をととのえたのであった。

近づく月面

艇長辻中佐は、司令塔より、号令をかけるのにいそがしい。風間三郎少年は、そのそばについていて、ただもう、胸がわくわくするばかりだった。

ああ月! 月の上に上陸するなんて、全くおもいがけないことだ!

「重力装置を徐々に戻せ」

艇長の号令がとびだした。

「重力装置を徐々に戻せ」

信号員が、伝声管の中へ、こえをふきこむ。するとそのこえは、機関部へ伝わって、重力装置が元へ戻されていくのであった。

重力装置を戻すと、どんなことになるであろうか。

「おや、なんだか、身体が急に軽くなった」

風間三郎は、おどろいて口に出していった。身体がふわりと浮き上るような気持になった。それもその筈であった。今までは、地球の上にいるのと同じくらいの重力が、乗組員たちの身体に加えられていたのだ。