Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

だいぼさつとうげ

大菩薩峠

中里 介山

Lisez 大菩薩峠 (だいぼさつとうげ) de 中里 介山 (なかざとかいざん) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 178 374 caractères · 345 écrans

Aozora Bunko

時に、その前戦の小手調べに、ひとつそのバクチというやつの本格を、拙者に見せてくれまいか。拙者通俗の概念というはあるが、実際の経験というはない、予行演習をひとつこの場で見せてもらえんものかなあ」

「合点でござんす――ずいぶん、がんりきの腕のあるところをお目にかけやしょう」

と言って、がんりきの百は、いま一方だけの手を懐ろの中に差し込んだと見ると、ズラリ引き出した自前の胴巻、それを逆さにふると、一つの小箱が飛び出しました。小箱の大きさ全長が一寸五分、幅が一寸足らず、関守氏が拾い上げて見ると、「下方屋」と書いてある。がんりきが受取って、パチンとその小箱の合せ目を外すと、コロがり出した賽粒というものが大小四個。大小というが、その大なるも三分立方はなく、以下順次四粒、中なると小なるはそれに準じて、小豆に似たような代物まであります。

「イヤに、ちっぽけな賽ころだねえ」

と関守氏が言う。百はそれをもとのように小箱に並べながら、

「これは商売人の懐賽ってやつで、駈出しには持てません、さて早速ながら本文に移りますが、バクチというやつも、その種類を数え立てると千差万別、際限はねえんですが、まず丁半、ちょぼ一というやつがバクチの方では関なんで、それにつづいて花札、めくり、穴一、コマドリ、オイチョカブ……そこで、丁半を心得ていれば即ちバクチ