Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

だいぼさつとうげ

大菩薩峠11

中里 介山

Lisez 大菩薩峠11 (だいぼさつとうげ) de 中里 介山 (なかざとかいざん) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 368 567 caractères · 720 écrans

Aozora Bunko

「山陽なんぞは甘えものさ。まあ、支那の本場は論外、近世ではおらが方の佐藤一斎だねえ。一斎の前へ出てごらん、山陽なんぞは後学のまた後学の丁稚さ、品物でいえば錦と雑巾だね。世間というやつは得てして盲目千人だ、山陽なんぞを有難がるのは、ボロッ買いみたようなもんだと、まあ言ったものさ……」

この思いきった道庵の罵倒に、席上の山陽贔屓が納まらないとする。山陽論が席の話題になる――頃を見計らって、また道庵が、今度は山陽をホメ出すこと。あれは天才である、詩人を以て目すべきものではない、慷慨家であって、学者として見ては違う、その文章も、漢詩も、和臭の豊かなところが、すなわち山陽の山陽たる所以であって、彼は漢詩の糟粕を嘗めている男では無え、むしろ漢詩の形を仮りて日本を歌ったものだ、彼に於て、はじめて醇乎たる日本詩人を見るのだ、意気と、声調を以て日本を歌ったものに、古来、彼以上のものがあるか、なんぞと言い出したので、人々を呆気に取らせました。

思う存分に、山陽を下げたり上げたりしてからに、

「まあ、そいったようなわけだが、人物としては山陽なんぞはごくお粗末なものさ、いわば一種のおっちょこちょいさ。