Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
だいぼさつとうげ
大菩薩峠7
中里 介山
Lisez 大菩薩峠7 (だいぼさつとうげ) de 中里 介山 (なかざとかいざん) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 242 044 caractères · 477 écrans
その当時の紀綱を維持する斬捨て御免の制度は、武士階級の面目を保護するために、百姓町人に向って応用することをゆるされているはず。しかるに、取るにも足らぬ小者の罵詈悪口に対して、この意気地ない有様は何事。
それでは、宇治山田の米友の槍の手並と、その矮躯短身のうちにひそむ非凡の怪力を知って、それに怖れをなしているのか。そうでもあるまい。
この時、宇治山田の米友が、何におどろいてか、両の手を頭の上に高くあげて、
「死んだものを活かしてかえせとは無理だった、これは人間の力でできることではねえ、神仏の力でも、死んだものを活かしてかえすことはできねえ……往きてかえらぬ死出の旅と歌にもあらあ。そうだ、そうだ、おいらも旅に出かけるんだった。長者町の先生が、おいらをつれて京都から大阪をめぐる約束になっているのだ――京都でも大阪でも、唐でも、天竺でも、無茶苦茶にあるいてくるのだ。トテもおいらのこの心持では、一つところにじっとしてはいられねえ」
と叫び出すと共に、抛り出しておいた手桶を取って、その水をザブリと花桶の中に打込むと共に、疾風の如くこの店をかけ出して、伝通院の境内に姿をかくしてしまいました。