Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
ようかいはかせ
妖怪博士/青銅の魔人
江戸川 乱歩
Lisez 妖怪博士/青銅の魔人 (ようかいはかせ) de 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 212 920 caractères · 421 écrans
夜光の時計
小さな懐中時計ばかりでなく、時計と名のつくものなら、どんな形のものでも、あの大きな時計塔までも、盗んで行くやつがあるのです。
これは時計きちがいとでもいう一種の狂人なのでしょう。しかもそれが、人間なのか機械なのか、それとも星の世界からでもやって来た、まったくわれわれの知らない生きものなのか、すこしも正体がわからないのですから、そのぶきみさは、ちょっとくらべるものもありません。
しかし、この怪物が時計をほしがっていることだけはたしかです。それも、ありふれた時計ではなくて、高価なもの、ゆいしょのあるもの、珍しいものをねらっているのです。明治時代にできた赤煉瓦の時計塔などもその珍しさが怪物の注意をひいたのにちがいありません。
サア、そうわかってきますと、世間に知られた珍しい時計を持っている人たちは、もうビクビクものです。この次は自分の番ではないかと思うと、夜もおちおち眠れないしまつです。
夜光の時計
昌一君のおとうさんの手塚龍之介さんも、そういう心配組のひとりでした。
手塚さんは三十何歳の時、兵隊に召集せられて、五年余りも戦地で苦労したのですが、戦争がおわって帰って見ると、さいわいにも港区の家は焼けていなかったけれど、おくさんは長い病気で見るもあわれな姿になっていました。