Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

ようかいはかせ

妖怪博士/青銅の魔人

江戸川 乱歩

Lisez 妖怪博士/青銅の魔人 (ようかいはかせ) de 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 212 920 caractères · 421 écrans

Aozora Bunko

みよ子さんがこわいこわいと思っているものだから、まぼろしでも見たんだろうということになりました。

しかし、それはまぼろしではなかったのです。それから三十分もたたないうちに、こんどは昌一君と平林太一君とが、怪物にぶつかってしまったのです。

手塚家は非常に広い建物ですから、曲がり曲がった長い廊下がほうぼうにあるのですが、その中でも一番陰気なのは、たんすなんかならべてある納戸の前の廊下で、一方は窓のないかべ、一方は納戸の障子、その障子の中の部屋は六畳ぐらいで、三方ともかべになっているのですから、昼間でもうす暗い場所です。昌一君と太一君とが、そこを通りかかった時、納戸の障子が一本だけひらいていたので、ふと中を見ますと、そこに大きな人間の形をしたものが立っていました。

「おとうさんですか。」

昌一君は暗くてよくわからないものですから、そう声をかけてみました。すると、その者は、答えるかわりに、フラフラと身うごきしたかと思うと、ギリギリギリと歯ぎしりの音を立てました。忘れもしない、庭の林の中で聞いた歯車の音です。ギョッとして、よく見ると、そいつはあの銅像みたいな怪物でした。