Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

おんなけいず

婦系図

泉 鏡花

Lisez 婦系図 (おんなけいず) de 泉 鏡花 (いずみきょうか) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 172 760 caractères · 343 écrans

Aozora Bunko

「相かわらず大な尻だぜ、台所充満だ。串戯じゃねえ。目量にしたら、およそどのくれえ掛るだろう。」

「お前さんの圧ぐらい掛ります。」

「ああいう口だ。はははは、奥さんのお仕込みだろう。」

「めの字、」

「ええ、」

「二階にお客さまが居るじゃないか、奥様はおよしと言うのにね。」

「おっと、そうか、」

ぺろぺろと舌を吸って、

「何だって、日蔭ものにして置くだろう、こんな実のある、気前の可い……」

「値切らない、」

「ほんによ、所帯持の可い姉さんを。分らない旦じゃねえか。」

「可いよ。私が承知しているんだから、」

と眦の切れたのを伏目になって、お蔦は襟に頤をつけたが、慎ましく、しおらしく、且つ湿やかに見えたので、め組もおとなしく頷いた。

お源が横向きに口を出して、

「何があるの。」

「へ、野暮な事を聞くもんだ。相変らず旨えものを食してやるのよ。黙って入物を出しねえな。」

「はい、はい、どうせ無代価で頂戴いたしますものでございます。めのさんのお魚は、現金にも月末にも、ついぞ、お代をお取り遊ばしたことはございません。」

「皮肉を言うぜ。何てったって、お前はどうせ無代価で頂くもんじゃねえか。