Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

おんなけいず

婦系図

泉 鏡花

Lisez 婦系図 (おんなけいず) de 泉 鏡花 (いずみきょうか) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 172 760 caractères · 343 écrans

Aozora Bunko

対手は学士の方ですって、それまで申して占て貰いましたら、とても縁は無い断念めものだ、と謂いましたから、私は嬉しくって、三銭の見料へ白銅一つ発奮みました。可い気味でございますと、独りで喜んでアハアハ笑う。

まあ、嬉しいじゃないか、よく、お前、お嬢さんの年なんか知っていたね、と云うと、勿怪な顔をして、いいえ、誰方のお年も存じません。お蔦は腑に落ちない容子をして、売卜者は、年紀を聞きゃしないかい。ええ、聞きましたから私の年を謂ってやりました。

当前よ、対手が学士でお前じゃ、と堪りかねて主税が云うのを聞いて、目をって、しばらくして、ええ! 口惜いと、台所へ逃込んで、売卜屋の畜生め、どたどたどた。

二人は顔を見合せて、ようように笑が出た。

すぐにお蔦が、新しい半襟を一掛礼に遣って、その晩は市が栄えたが。

二三日経って、ともかく、それとなく、お妙がお持たせの重箱を返しかたがた、土産ものを持って、主税が真砂町へ出向くと、あいにく、先生はお留守、令夫人は御墓参、お妙は学校のひけが遅かった。

二十六

仮にその日、先生なり奥方なりに逢ったところで、縁談の事に就いて、とこう謂うつもりでなく、また言われる筋でもなかったが、久闊振ではあり、誰方も留守と云うのに気抜けがする。