Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
きせつのないまち
季節のない街
山本 周五郎
Lisez 季節のない街 (きせつのないまち) de 山本 周五郎 (やまもとしゅうごろう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 201 379 caractères · 394 écrans
「砂をどうしたんだって」良江がしゃべりだすと諸事こんがらかってしまうのが常なので、河口はべつの湯呑に自分で酒を注ぎながら反問した、「ほんとに頭からぶちまけちゃったのか」
「砂をぶちまけやしねえさ、まさか、そんなような心持だってことを云ったまでだが、てんでもう話にならねえ」と増田は酒を飲んで云った、「おめえと別れてからよ、おらあ湯へいって帰って一杯やってたあ、いやにつんけんしゃあがるんで、なにがどうしたときいたら、おまえさんの知ったこっちゃあねえ、といってそっぽを向きゃあがる、おれの知ったこってねえならそんなにつんけんするな、って云ってやったら、どうしてさ、と口返答をしゃあがる、どうしてってべらぼうめえと云いかけると、べらぼうとはなんだい、と突っかかってきゃあがった」
亭主に関係のないことで、亭主につんけんするのはべらぼうじゃねえか、と云うと、それじゃあおまえもべらぼうかいと云う。おれがなんでべらぼうだ。いつもあたしに関係のないことであたしに当りちらすじゃないか、番たびじゃないか、そうだろうと切返した。
「亭主にゃあ亭主の見識てえものがあらあ、なあ初つぁん」