Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

きせつのないまち

季節のない街

山本 周五郎

Lisez 季節のない街 (きせつのないまち) de 山本 周五郎 (やまもとしゅうごろう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 201 379 caractères · 394 écrans

Aozora Bunko

二リットルの壜二本を一本半以上もあけ、肴もすっかり食いあらしてしまうと、かなえはげっぷをしながら帰ると云った。

「あー面白かった、あんたは教養があるから飽きないよ」かなえは京太にそう云った、「教養のない人間なんかと飲んだっても、それこそア・ラ・パレ、だね、ご馳走さま」

「まったくだな、うん」と京太は呟いた、「そんなやつはまったく、ア・ラ・パレだ」

おたねが荒地のどぶ川のところまで送っていった。

「ねえ、かなえちゃん」別れるときおたねが云った、「女の顔の悪口なんか云わないでおくれよ、可哀そうじゃないか」

「がんもどきかい、ふん」

「そんなこと云わないでおくれったら、あんたはきりょうよしだからいいだろうけどね」

「そんなこと云うまでもないわ」かなえは鼻を反らせた、「あたしはパパに一眼惚れされたんですもの、じゃさよなら」

それからこの「街」の人たち、ことに子供たちはかつ子のことをがんもどきと呼ぶようになった。かつ子は小学校を出ると、そのまま家にいて、内職をしたり家事の手伝いをしたりした。ちょっとでも手があけば、家の内外の掃除をし、隣り近所の分まで紙屑を掃いたり草を抜いたりするし、誰もいやがって手をつけないどぶ掃除も、月に一度はすすんでやった。