Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

うかのちょうじゃものがたり

宇賀長者物語

田中 貢太郎

Lisez 宇賀長者物語 (うかのちょうじゃものがたり) de 田中 貢太郎 (たなかこうたろう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 9 427 caractères · 19 écrans

Aozora Bunko

長者の女はじめ三人の沈んだ処は、福浦と云う処であった。浦戸港の入江に面した田圃の中には、その趾だと云う蓮の生えた小さな池があって、そこに三人を祭った小社があった。私の記憶では社は二つあったように思われる。一つは縁切りの神とせられ、一つは縁結びの神とせられて、痴愚な附近の男女の祈願所となっている。何んでもその社には錆びた二つ三つの鋏を置き、その願ほどきに切ったらしい、女の黒髪の束にしたのを数多かねの緒に結びつけてあったのを憶えている。

宇賀長者の邸跡としては、今、吾川郡浦戸村の南になった外海に沿うた松原に、宇賀神社と云う村社がある。その村社の背後には古墳らしい円錐形の小丘もある。土地の人は之を糠塚様と云っている。

古い土佐の諺に、遠火に物を焙って火のとどかないことを、手結山の火と云ったものだ。