Classiques japonais avec furigana
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ふえふきがわのじょうりゅう(ひがしさわとにしさわ)
山の憶い出 上
木暮 理太郎
Lisez 山の憶い出 上 (ふえふきがわのじょうりゅう(ひがしさわとにしさわ)) de 木暮 理太郎 (こぐれりたろう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 284 014 caractères · 565 écrans
如在申間敷候。恐々謹言。
壬三月五日。羽筑後守昌幸 花押
忍越前守能之 花押
安弥左衛門様 参人々中
粟沢村の百姓が清水へ逃げて行ったのを、意見して帰して呉れるようにとの頼みの状で、羽筑後守昌幸は沼田の城主真田安房守である。忍越前守能之は沼田七人衆と呼ばれた中の一人である恩田越前守であろう。忍と恩とは草字体が酷似しているので能く誤られる。閠三月とあるので前後の事情から慶長四年であることが分る。
以上。
急度申遣候。仍清水越を堅令停止候間、たれ/\者成共通候はゞ、うち取可申候、則さいほう之儀者其者に可令扶助条、可有其心得候。又自然清水越通候由申候者在之者、重て聞届次第に其在々之者共可加成敗候者也
九月二十日丹後守直寄 花押
清水村百姓中
清水越の名が物に見えた初であろう。此状は明に峠の通行を禁止したもので、之を犯したものは打取ってよろしい、其者の財宝は打取った者へ与えるというのである。堀丹後守直寄が坂戸の城主となったのは慶長三年から同十五年迄で、此禁令を出したのも其間の事であろう。或は前記慶長四年の百姓の欠落一件などがあって、交渉が面倒なので此挙に出たのかも知れない、そうすれば矢張四年か五年頃の事と思われる。