Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

ja-reading.com

Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

みんざんのいんし

岷山の隠士

国枝 史郎

Lisez 岷山の隠士 (みんざんのいんし) de 国枝 史郎 (くにえだしろう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 9 095 caractères · 19 écrans

Aozora Bunko

ある日喧嘩をして数人を切った。

土地にいることが出来なかった。

このころ東巖子という仙人が、岷山の南に隠棲していた。

で、李白はそこへ走った。

聖フランシスは野禽を相手に、説教をしたということであるが、東巖子も小鳥に説教した。彼は道教の道士であった。

彼が山中を彷徨っていると、数百の小鳥が集まって来た。頭に止まり肩に止まり、手に止まり指先へ止まった。そうして盛んに啼き立てた。

それへ説教するのであった。

李白はそこへかくまわれることになった。

ある日李白が不思議そうに訊いた。

「小鳥に説教が解りましょうか?」

「馬鹿なことを云うな、解るものか。あんなに無暗と啼き立てられては、第一声が通りゃアしない」

「何故集まって来るのでしょうか?」

「俺が毎日餌をやるからさ。小鳥にもてるのもいいけれど、糞を掛けられるのは閉口だ」

一度彼が外出すると、彼の道服は鳥の糞で、穢ならしい飛白を織るのであった。

「一体道教の目的は、どこにあるのでございましょう?」

ある時李白がこう訊いた。

「つまりなんだ、幸福さ」

「幸福を得る方法は?」

「長命することと金を溜めることさ」

洵にあっさりした答えであった。