Classiques japonais avec furigana
ja-reading.com
Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
ひらがなのせつ
平仮名の説
清水 卯三郎
Lisez 平仮名の説 (ひらがなのせつ) de 清水 卯三郎 (しみずうさぶろう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 2 222 caractères · 5 écrans
清水〈(しみづ、きよみづ、せいすい)〉、神戸〈(かうべ、かんべ、かんど、ごうど)〉のごとき、一語数訓あり。新に字書を作ると云うといえども、いずれの訓か取て充つべきを知らず。かつ今日のごとく音語、新字陸続更出するときは、多年の苦学にあらざれば通常の書も読むこと能わず。しからばすなわち和漢雑用もまた、教化訓導のほか日用便利の器にあらず。また洋字に改むるものは、なお米飯をもって麺包に代え、味噌をもって酥酪に代るがごとし。その滋養は勝るるといえども、現にその不便を観る。しかれども、別に新字を作るものに勝るることあり。
けだしそれ、文字・文章は声音の記号、言語の形状にして、古今を観、彼此を通じ、約諾を記し、芸術を弘むる、日用備忘の一大器なり。まことに言語と異なるべからず。いやしくも言語と異なるときは、これを読んで喜怒愛楽の情、感動することなし。喜怒愛楽の情、感動することなきときは、教化、訓導の意を失す。かの田舎源氏、自来也物語、膝栗毛、八笑人、義太夫本、浄瑠理本のごとき、婦女童子もこれを読んでよく感動し、あるいは笑い、あるいは哀むもの、まことに言語・文章の相同きゆえんなり。