Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

ja-reading.com

Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

いくどめかのさいご

幾度目かの最期

久坂 葉子

Lisez 幾度目かの最期 (いくどめかのさいご) de 久坂 葉子 (くさかようこ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 59 103 caractères · 121 écrans

Aozora Bunko

私は、父に反省してほしかった。でも、父に対して、ずけずけ云うことは、又一もん着起すことで、私自身面倒くさくて止してしまったのです。父は又云いました。どうして家へ帰り、お父さんに、キジを出さないのだろうと。私は、つい云ってしまいました。

「キジを出すな、って私はお兄さんにすすめたのですよ。彼はキジを出している。心に嫌なことがあれば、怒った顔をしている。それがキジですよ。お父さん矛盾してる」

だけど、私は父の表情が、けわしくなるのをすぐに知り、又おどけたことをつけたし、父をごまかしてしまいました。

さて、いよいよ、公園でのことに戻ります。小母さん。辛抱してよんで下さいとは申しません。つまらなくなれば、とばしよみでも結構、途中でやめちまって下さってもいいの。唯、私があなたあてに書こうと思ったものですから。

さて、公園へ作曲家のぼうやを連れてゆくのに同行したのが、青白き大佐です。私は、彼に会うことをひどくいやがる気持でもありました。彼に愛情を持っていなくとも、一しょにいることさえ、鉄路のほとりに済まないような気持になっていたのですから。ぼうやをはさんで、自動車で王子公園にむかう途上、私は、二十二日の黒部行を目の前にひかえて、その日は十九日です。