Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

かいとうおう

怪塔王

海野 十三

Lisez 怪塔王 (かいとうおう) de 海野 十三 (うんのじゅうざ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 167 635 caractères · 337 écrans

Aozora Bunko

「どうしましょうかねえ、小浜さん」

と帆村探偵は、心配そうに相談いたしますと、兵曹長は笑って、

「なあに、怪塔王がいくらつよいといっても、一旦死んだ以上、ちっとも恐しくない。しかしそんなに気がかりなら、帆村君はしばらくここにいたまえ。その間に私は、ロケットの無電を使って、艦隊へ連絡してくる」

「あなた一人で大丈夫かしら」

「大丈夫だとも。第一、この殺人光線灯があれば、たとえ後に怪塔王の配下が幾千人のこっていようと、おそれることはありゃしない」

兵曹長は、軍人らしく、きっぱりと申しましたので、帆村もついにその気になり、ここに二人はちょっと左右へ分れることになりました。

「では、小浜さん。艦隊への連絡は、頼みましたよ。そして用事がすみましたら、すぐにもう一度この岩窟へひきかえしてください。私はあくまで大利根博士をさがし出すつもりなんです。怪塔王のいったことが嘘でなければ、博士はかならずこの岩窟のどこかに隠されているはずですから」

「よろしい。私も博士の行方をつきとめることには賛成だ」

小浜兵曹長はそう言って、出かけました。

新しい怪事

1

小浜兵曹長が、岩山を出て、ロケットの見える白骨島の平原の方へおりていきますと、さびしい洞窟のなかには、帆村探偵ただ一人となりました。