Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
かいきじんぞうとう
怪奇人造島
寺島 柾史
Lisez 怪奇人造島 (かいきじんぞうとう) de 寺島 柾史 (てらしままさし) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 43 159 caractères · 87 écrans
老博士はと、振かえると、かれもまた勇敢に、タラップを登ってくる。中甲板には、五つの屍骸が、ごろごろしていた。
「あッ!」あまりの恐ろしさに、おもわず叫んだ。
「博士! あの生々しい屍骸をごらんなさい」
「なるほど、三ヶ月も経過して、生々しい屍骸が横わっているとは奇怪だ。まさしく幽霊船かな」
「博士、あれに倒れているのは、安南人の大男です。ごらんなさい。その男の胸が抉られています」
「なるほど、……惨酷なことをしたものだな。亡霊の仕業かな」
「あッ! 博士。僕の味方が、やっぱり倒れています。船長附のボーイ、陳君です」
「おお、あの少年が、陳君というボーイかい。無惨な屍骸となって横たわっているではないか」
僕はつかつかと駈けて往って、陳君の屍骸を抱き起そうとすると、突然、どこからか
「待て、その屍骸に触れてはならぬぞ」不気味な声。
僕は、おどろいて振かえると、いつのまにか、僕の背後に、白衣の白髪の怪老人が立っていて、右の人差指を突付け、物凄く、歯のない口をあけて笑った。
「あッ、おまえは、亡霊だな」立ち上って、身構えた。
「ハハハハハ。亡霊を退治に来たというのかい。なるほど、それもよかろ。