Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
かいきじんぞうとう
怪奇人造島
寺島 柾史
Lisez 怪奇人造島 (かいきじんぞうとう) de 寺島 柾史 (てらしままさし) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 43 159 caractères · 87 écrans
二人は、悄然として階段を下りた。
中甲板をおり立つと、どこにいたのか、五人の水夫が、不意に現われて、二人の前に立塞った。
「停れ――」太い低音で叫んだのは、髪の縮れた、仁王のような安南人だ。右手を突出し、ピストルの銃口を二人の胸に向けた。
「やい小僧。てめえたちは、とんでもねえことをしてくれたな。さア、はやく機関を動かせ」
陳君は、落着払って、
「故障で動かないのだ。このうえは、潮流に乗って漂うまでさ」
「漂流?……よろしい。……で、小僧、てめえたちは、このピストルが怖くはねえのか。怖かったら、乃公に降伏しろ」
「降伏?」
「そうだ。本船では、乃公が一番の強者だ。何故なら、乃公はピストルを持っている。そこで、強者の乃公は、ピコル船長に代って、今から船長様だ。てめえたちも、乃公の命令に従うがいい」
「黙れ! 縮毛。船長は、この僕だ。おまえこそ、われわれ二人の部下じゃないか」陳君が、肩を聳かすと、縮毛の大男は、大口開いて笑った。
「ワハ……。小僧、大きく出たな。だが、いくら力んでも、どうにもならんさ。この船の宝物は、乃公のものだ。絶対に手を触れることはならぬ」
「うぬ!」