Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

かいせいガン

怪星ガン

海野 十三

Lisez 怪星ガン (かいせいガン) de 海野 十三 (うんのじゅうざ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 113 544 caractères · 227 écrans

Aozora Bunko

それぞれの宇宙線レンズ砲についている砲員たちは、ガスコの号令をいまやおそしと待ちうけた。

ガスコは、レンズ砲の用意のできたという報告を受取った。よろしい、いまやテッド博士以下を赤い火焔と化せしめ、『宇宙の女王』号の救援隊をここに全滅せしめてやろうと、かれは覆面の間から、ぎょろつく目玉をむきだし、相手をにらんで「焼け」という号令をマイクにふきこむために、その方へ口を寄せた。

ああ、テッド博士以下の救援隊員の生命は風前の灯である。全滅まえのたった一秒まえである。ガスコが、のどから声をだせば、すなわちテッド博士以下の生命はおわるのだ。

「ややッ!」

おどろきの叫び声! 叫んだのは、余人でない、怪人ガスコだった。

かれは両手でじぶんの大きな頭をおさえ、はあはあと、あらい呼吸をはずませた。

「ちぇッ、おそかったか……」

と、ガスコが二度目のおどろきを発したそのときには、ギンネコ号の全体はうす桃色の光りで包まれていた。

そればかりか、艇の外へつきだしたばかりの宇宙線レンズが、まるで飴のように、だらんと頭をさげて曲がり、それからそれは蝋がとけるようにどろどろととけて、なくなってしまった。