Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
ひがんについて
悲願に就て
Lisez 悲願に就て (ひがんについて) de Sakaguchi Ango (坂口 安吾) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 8 329 caractères · 17 écrans
親父の自分勝手と息子のへんちくりんな人生観に呆れかえった使用人の三平は、こりゃどうも旦那方のすることは、まるで分らん、というあたり、この空とぼけた中には作者の精一杯の人生観が飾りなく投げだされてあるのだろうと思われた。つつましくはあるが苛烈な作者の人生苦難が感じられるのである。私は面白く読んだ。
太宰治氏の「逆行」。作者はこの作品を「傷」のもついたましい美しさのように思わせようとする。併し私はむしろ傷を労わるためにでっちあげた美しさのように思う。ボードレエルがのこしたような、傷の生々しい傷ましさから迸しりでたものとは違う。作者は自分をいたわりすぎていると私は思ったのだ。この作者は甚だ聡明である。このことに気付かない筈はないと思うが、知りすぎるために、却って潜在的に傷を遠距かり、労わろうとする不可抗力を受けるのであろうか。だがこの逃避的な美しさは我々の時代に始めて実をむすんだ一つのうら悲しい宿命であろう。このうら悲しい美しさを私は頭から否定したいとは思わぬ。だが、これを突き破って始まるところの文学を私はより多く期待するのだ。
龍胆寺雄氏「アラッヂンのラムプ」