Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

あるむらのいつつのはなし

或る部落の五つの話

佐左木 俊郎

Lisez 或る部落の五つの話 (あるむらのいつつのはなし) de 佐左木 俊郎 (ささきとしろう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 5 917 caractères · 12 écrans

Aozora Bunko

外傷よりも内臓の病気の上には、わけても奇蹟を見せるのだった。

四 最大の效験

猟犬ジョンが死んでみると、平三は、禿頭の清次郎よりも、竹駒稲荷の方が憎らしくなって来た。自分達の単なる悪巫山戯に対して、その生活を、さらにその生命までも脅かそうとしていることを思うと、そのまま引っ込んではいられなかった。平三は、竹駒稲荷の何もかも敲き壊してやろうと考えた。鳥居も祠も、悪い使いをするとの白狐をも撲り殺してやろうと考えた。併しその興奮は日の経つにつれて鎮まった。

或る時、平三は酒を呑んでいて、ふと憤怒に眼醒めた。彼はその憤怒を一入燃え立たそうとして酒をあおった。酒を酒を、あおってあおって彼はぐでんぐでんに酔っ払って出掛けて行った。

「こらっ! 糞垂稲荷! よくもジョンを殺したな! 勝手に俺等の部落さ来やがって、よくも俺とこのジョンを殺したな!」

平三は祠への階段を上りながら無暗に怒鳴った。そして彼は階段を上りきると、そこの赤い鳥居へ力任せに身体を打ち付けた。

「なんだえ! あんな禿頭に祈られたからって、俺んとこの犬を殺しやがって。糞垂稲荷め! お宮も何も敲き壊してやるから。