Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

しなまいのふくろ

支那米の袋

夢野 久作

Lisez 支那米の袋 (しなまいのふくろ) de 夢野 久作 (ゆめのきゅうさく) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 25 357 caractères · 50 écrans

Aozora Bunko

……だけど、そのうちに妾の着物と毛布が両手と一緒に、だんだん上の方へ上って来て、息が出来ない位に切なくなって来ると、黒ん坊はとうとう妾の両足を捉まえて、足首の処を両手でギューと握り締めちゃったの。

そん時に妾は、初めて、大きな声を振り絞ったわ。両手を顔に当てて力一パイ反りかえりながら、

「助けて助けて助けて。ヤングヤングヤングヤング」

ってね。ええ……それあ大きな声だったわよ。咽喉が破れる位呶鳴ってやったんですもの。そうして両足を押えられたまま、起き上っては反りかえり反りかえりして、固い床板の上に頭をブッ付け始めたの。死んだ方がいいと思ってね。

そうしたら黒ん坊もその勢いに驚いて、諦らめる気になったんでしょう。

「……ウウウウ……そんなに死にてえのかナア……」

って喘ぎ喘ぎ云いながら、妾の両足を掴んで、床の上をズルズルと、片隅に引っぱって行くと思ったら、そこに置いてあったらしい細い針金で、足首の処から先にグルグルグルグルと巻き立てて、胸の処まで袋ごしに締め付けてしまったの……。

その時の苦しさったら、それあ、とてもお話ししたって解かりやしないわよ。だってチョットでも太い息をするか、動くかすると、すぐに長い細い針金が刃物みたいに喰い込んで、そこいら中の肉が切れて落ちそうになるんですもの……それでいて、いくら喘い