Classiques japonais avec furigana
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かたきうちふだしょのれいげん
敵討札所の霊験
三遊亭 円朝
Lisez 敵討札所の霊験 (かたきうちふだしょのれいげん) de 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 125 950 caractères · 249 écrans
だん/\尋ねて新潟へ参ると、新潟は御承知の通り人出入りの多い処でございますから、だん/\諸方を歩いて聞きますると、人の噂に川口には不思議な尼がある、寺男がお経を教えて、尼が教わるということだが、大方あれは野合って逃げた者であろう、寺男は何でも坊主で、女は何歳ぐらい、是々是々と云うことが、ぷいとお繼の耳に這入ったから、扨はと直ぐに川口へ来て尋ねると、つい先日出立したと云うことを聞きましたから、さては山越しをして信州路へ掛ったのではないかと思いまして、信州路へかゝりましたが、更に手掛りがございませんから、信州路へ這入って善光寺へ参詣をいたし、善光寺から松本へかゝって、洗馬という宿へ出ました。洗馬から本山へ出、本山から新川奈良井へ出て、奈良井から藪原へ参りまするには、此の間に鳥居峠がございます。其の日は洗馬に泊りまして、翌朝宿を立って、お繼が柄杓を持って向う側を流して居ると、その向側を流して行く巡礼がある。と見ると、是も同じ扮装の若衆頭、白い脚半に甲掛草鞋笈摺を肩に掛け、柄杓を持って御詠歌を唄って巡礼に御報謝を…はてな彼の人も一人で流している、私は随分今まで諸方を流して慣れてるから、もう此の頃はそんなに旅も怖いと思わぬが、彼の人は未だ慣れない