Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
ぶんしょう
文章
Lisez 文章 (ぶんしょう) de Akutagawa Ryūnosuke (芥川 竜之介) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 6 765 caractères · 14 écrans
文官と云わず武官と云わず、あらゆる天下の官吏なるものの一生を暗示する象徴である。……
「それから一つ伺いたい言葉があるのですが、――いや、海上用語じゃありません。小説の中にあった言葉なんです。」
中尉の出した紙切れには何か横文字の言葉が一つ、青鉛筆の痕を残している。Masochism ――保吉は思わず紙切れから、いつも頬に赤みのさした中尉の童顔へ目を移した。
「これですか? このマソヒズムと云う……」
「ええ、どうも普通の英和辞書には出て居らんように思いますが。」
保吉は浮かない顔をしたまま、マソヒズムの意味を説明した。
「いやあ、そう云うことですか!」
田中中尉は不相変晴ればれした微笑を浮かべている。こう云う自足した微笑くらい、苛立たしい気もちを煽るものはない。殊に現在の保吉は実際この幸福な中尉の顔へクラフト・エビングの全語彙を叩きつけてやりたい誘惑さえ感じた。
「この言葉の起源になった、――ええと、マゾフと云いましたな。その人の小説は巧いんですか?」
「まあ、ことごとく愚作ですね。」
「しかしマゾフと云う人はとにかく興味のある人格なんですな?」
「マゾフですか? マゾフと云うやつは莫迦ですよ。