Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

だんそうがん

断層顔

海野 十三

Lisez 断層顔 (だんそうがん) de 海野 十三 (うんのじゅうざ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 16 033 caractères · 33 écrans

Aozora Bunko

「なるほど、なるほど。……それでは数日間の余裕を頂きまして、この事件の解決にあたりますでございます。もちろん解決が早ければ、数日後といわず、直ちに御報告に伺います。では、私の方で御尋ねすることは全て終りましてございます。そちらさまからお尋ねがございませんければ、これにて失礼させて頂きとうございます」

「それではここに手つけの小切手と、あたくしの住所氏名を。しかしこの件についてはつれあいにも秘密厳守で進めて頂きますから、そのおつもりで」

谷間シズカ女は椅子から立上った。

甥の蜂葉助手

女客を送出した帆村が、読書室へしずかに足を踏み入れたとき、窓ぎわに立っていた青年がふりかえった。

「おじさま、お早ようございます」

「やあ、ムサシ君か」

甥の蜂葉十六、十六だから〔十六六指というゲームがあるから〕ムサシだとて帆村は彼をムサシという。しかしこの古い洒落は今どきの若い者には通じない。

「僕はみんな聞いていましたがねえ」と蜂葉は壁にはめこみになっている応接室直通のテレビジョン装置を指し、「おじさんは今の女に惚れているんですか」

物にさっぱり動じない老探偵ではあったが、彼の甥だけは老探偵の目をむかせる特技を持っていた。