Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
しんがっきこうしんきょく
新学期行進曲
海野 十三
Lisez 新学期行進曲 (しんがっきこうしんきょく) de 海野 十三 (うんのじゅうざ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 9 626 caractères · 20 écrans
△蒲団を出す音。母親は襖をしめて、もとの茶の間にかえってどさりと座る。
母親 本当に道夫に代ってやりたいわねえ、あたしなんかちっとも睡かないわ……さあ、もっと先を勉強しておきましょう。道夫がどの位勉強したかを験すのは、あたしが道夫以上に、何でも覚えてなくちゃいけないんだわ、一人子の母親って、誰でもこんなにやきもきするものかしら。(気分をかえて)えー斧足類は蛤に蜆に牡蠣、あさり、あげまき、帆立貝、赤貝、ばか貝。
△音響、格子ががらがらとあく。(父親の帰宅)
父親 なんだ。赤貝にばか貝か大変な御馳走だな。しかし、ばか貝は止してくれ。青柳という粋な名があるじゃないか。
母親 お帰りなさいまし。あなた、御飯はもうお済みになりましたの。
父親 どういたしまして。これから洋服をぬいで、そこの長火鉢の前で御馳走になるてえ順序でござんす。
母親 まあ……。
△洋服をぬぎ、洋服かけがちゃつく。同時に膳部の仕度の音、薬鑵、飯櫃の音。
母親 さあ、どうぞ。
父親 よお、どっこいしょ、と……ああ道夫はどうした。
母親 あのう、たいへん睡くて、脳髄がお豆腐のようになりそうだと、こう申しますので、お先に寝かしてやりました。