Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
しんたからじま
新宝島
江戸川 乱歩
Lisez 新宝島 (しんたからじま) de 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 99 590 caractères · 197 écrans
読者諸君はもうお気づきになっているでしょうが、この奇妙な帆船は海賊船だったのです。日本人が海賊などするはずはありません。支那人です。髭の船長というのが賊の首領で、三十人ほどの手下が乗っているのですが、みんな支那人なのです。水夫長と名のる男も、実は支那人なのですが、子供の時日本に育って、支那人とはわからぬくらい、うまく日本語を話すものですから、三少年は、そのたくみな日本語に、ついだまされてしまったのでした。
この海賊船は、南支那海から、蘭領東印度諸島や南洋の島々にかけて荒しまわり、自分より小さい、速力のにぶい船と見れば、おそいかかって、乗客の持物や積荷をうばい取り、ジャバ、ボルネオの不正商人に、それを売りわたして、恐しいお金もうけをしているのです。
そういう荒仕事をする船ですから、なかなか武器も揃っています。乗組員は皆一挺ずつ小銃と青龍刀を持っている外に、船の底に機関銃が二挺も隠してあって、いざという時には、それを甲板に持出して、相手の船をうちまくるのです。人の命をとることなど、なんとも思っていない、鬼のような悪者共です。
三少年は、入ってはいけない桟橋などを、ウロウロしていたばかりに、実に思いもかけぬ恐しい運命におちいってしまいました。